刑事事件Q&A

月別アーカイブ: 2023年5月

初回接見の重要性

ご家族や大切なパートナーが突然逮捕されてしまったら、とても不安な気持ちになります。今後どうなるのか、何をすべきなのか、混乱して冷静になれないと思います。

まずは、できるだけ早く弁護士に相談することをお勧めします。そして直ちに弁護士に初回接見を依頼すべきです。

「初回接見」とは、弁護士がまず1回、逮捕されたご本人のもとへ駆けつけ、接見し、アドバイスをすることです。

弁護士のアドバイスを受けられないまま捜査が進むと、ご本人にとって不利な内容の供述調書を捜査機関に作られてしまうなど、取り返しのつかないことになる可能性があります。また正確な状況を把握することで、家族としてやるべきこと、やってはいけないことを整理することができます。

できるだけ早期にまず1度、ご本人のために、弁護士と接見し、アドバイスを受ける機会を確保することがとても重要です。

当事務所でも、初回接見のご依頼に対応しておりますので、お気軽にご連絡いただければと思います。

 

事例紹介(無罪判決④令和元年1月暴行事件無罪判決、令和元年8月検察官控訴棄却(無罪判決維持))

令和元年1月に岡山簡易裁判所で暴行罪で無罪判決、その後検察官に広島高等裁判所岡山支部に控訴されましたが、令和元年8月に控訴棄却の判決が下され、無事無罪で確定しています。

暴行の存在の有無が争われた事案で、目撃者が多数存在する非常にハードルが高い事案でした。証人尋問における目撃者や被害者の証言の変遷や客観的な証拠との整合性の問題などを丁寧に主張立証することを心掛け、最終的に暴行の存在は認定できないと判示されました。

在宅の事案だったのですが、依頼者の方に何度も事務所に来所いただき、何度も何度も協議したのを覚えています。ベストの結果を獲得できて本当に良かったです。

刑事事件はスピードが命

刑事弁護はスピードが命です。
勾留や起訴など、検察官が下す処分には、期限があります。

冤罪事件の場合、虚偽の自白調書の作成を防止するなど、万が一にも有罪判決が出されることのないよう徹底した弁護活動が必要となります。

事件が事実であったとしても、被害者がいるのであれば直ちに示談交渉に着手する必要がありますし、被害者がいない場合でも、処分軽減のための活動、過剰な刑罰が科されないよう早期のサポートが必要となります。

したがって、早期に本人と面会し、事件の状況を把握し、最善の方針をたて、1日も早く弁護活動に着手することが肝要なのです。
当事務所では、豊富な経験のもと、最善の方針をアドバイスします。

初回法律相談は無料(45分)となっておりますので、安心・納得いただけるまで、しっかりご相談いただけます。お気軽にご連絡いただければと思います。

事例紹介(無罪判決③平成29年11月現住建造物等放火事件 裁判員裁判無罪判決)

平成29年11月に岡山地裁で無罪判決を獲得しました。初めて裁判員裁判で獲得した無罪判決でした。

結論としては、精神疾患が犯行を支配し、犯行時心神喪失であったとして、裁判所は無罪判決を言い渡しました。無事一審で確定しています。

医師の鑑定は、責任能力があるという方向の見解を述べており、これを弾劾するために、相弁護人と夜遅くまで議論を重ねたり、資料を作成したことを覚えています。裁判員裁判が開かれている間は事務所に泊まり込んで、ほとんど睡眠時間がなかったと記憶しています。

専門家が相手でも、あきらめず、地道に準備を重ねれば、結果につながることを実感させられたケースでした。

 

捜査弁護の講義を行いました。

今年の4月7日に司法修習生に対して、岡山弁護士会館で捜査弁護の講義を行いました。

また、今後は司法修習生刑事模擬裁判の弁護人側の担当をさせていただく予定です。

少しでも、刑事弁護に興味をもっていただけるといいなと思います。

将来同じ法廷で仕事ができるのを楽しみしています。

事例紹介(無罪判決②平成28年4月強盗致傷事件、逆転無罪判決)

平成28年4月に、広島高等裁判所岡山支部で当事務所の弁護士が、逆転無罪判決を獲得しました。

高裁が裁判員裁判の判決を覆した判決でとても印象に残っている判決です。

事件の内容としては、強盗致傷事件で、依頼者の方の責任能力が問題になった事件でした。

精神医学という法律とは異なる分野が問題となっていることや医師によっても見解が大きく分かれたことで、本当にいろんな文献を読んで勉強したことを覚えています。

高裁は、心神喪失状態であったと認定し、一審判決を破棄し無罪判決を言い渡しました(そのまま確定しています)。

法律だけでなく、様々な分野の深い理解、造詣が弁護士業には必要なんだと強く実感させられたケースでした。

事例紹介(無罪判決①平成26年9月詐欺事件)

平成26年9月岡山地方裁判所で無罪判決を獲得しました。

詐欺罪(無銭飲食)で起訴された事案でした。私が弁護士になって3年目のころに

受任した事件でした。ただがむしゃらに走り回っていたことを覚えています。

記録を片手に現場に何度も通い、依頼者の方と何度も面会を行い、最終的に依頼者には詐欺の故意が認められないとして無罪判決が言い渡されました。

そして検察官から控訴がなされず、無事無罪が確定しました。

あきらめず、粘り強く戦えば結果につながることを教えられたケースでした。

刑事事件で当事務所が選ばれる理由

当事務所は、これまで通算数百件の刑事事件を担当し、岡山県で無罪判決を7件獲得しています。

また、岡山県で逮捕・勾留された方を釈放する活動を得意としています。

不起訴処分、保釈、執行猶予判決、無罪判決など当事務所は、岡山県内の刑事弁護で大きな実績をあげています。

刑事事件は1分1秒を争うものであり、迅速に活動をするためにも、岡山県内の刑事事件のみ対応させていただきます。

「家族が逮捕された」「警察から呼ばれている」「早期に接見してほしい」など緊急のご相談にも対応しています。

できるだけ早期に専門家からアドバイスを受けることで全く違った結果になります。

初回相談料は、無料です。お気軽にご相談いただければと思います。