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平成29年11月に岡山地裁で無罪判決を獲得しました。初めて裁判員裁判で獲得した無罪判決でした。
結論としては、精神疾患が犯行を支配し、犯行時心神喪失であったとして、裁判所は無罪判決を言い渡しました。無事一審で確定しています。
医師の鑑定は、責任能力があるという方向の見解を述べており、これを弾劾するために、相弁護人と夜遅くまで議論を重ねたり、資料を作成したことを覚えています。裁判員裁判が開かれている間は事務所に泊まり込んで、ほとんど睡眠時間がなかったと記憶しています。
専門家が相手でも、あきらめず、地道に準備を重ねれば、結果につながることを実感させられたケースでした。